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一年中見れる?大きな銀河 NGC4236 26/04/16 00:35
Babyelf
3月18日と20日の二晩を使って、NGC4236 という“ちょっと地味だけど味わい深い銀河”を撮影しました。

場所は北極星の近く、りゅう座。日本からは周極星なので、理屈のうえでは一年中チャンスがある銀河です。…なのに、なぜかあまり話題にならない存在。その理由はたぶん、とにかく淡い。ひたすら淡い。

試し撮りしたときは、モニターを見ながら「え? 入ってる?」「これ背景じゃない?」と何度も確認したほどです。撮影後の1枚目を見ても、「これ銀河って言われないと分からないかも…」というレベル。なかなかの奥ゆかしさです。

でも、じっくり露光を重ねていくと、ふわっと広がる本体の中に、ちゃんと棒状銀河らしい表情が見えてきます。派手さはないけれど、見れば見るほど味が出るタイプ。まるでスルメ系銀河ですね。

今回はそんなNGC4236らしさを大事にして、無理にギラギラさせず、淡い雰囲気を残す方向で仕上げてみました。

まずは銀河部分をトリミングした写真です。



そして、こちらが元の構図。広がりの大きさも感じてもらえると思います。



■① NGC4236の撮影条件

撮影日:2026年3月18日、20日
撮影場所:鳥取県西伯郡伯耆町
鏡筒:ε130D
赤道儀:AM7
カメラ:ASI585MC Pro
フィルター:LPR-N
露出条件:計345分(300秒 × 69枚)

※ 時間をたっぷりかけても、なお手強い対象でした。さすが淡い銀河…。

■画像処理(主な工程)

□ Seti Astro Suite Pro

スタック
チャネル最小値減算
リニアフィット
GraXpert(Remove Gradient 0.1)
StarNet++(星と銀河の分離)
GraXpert(Denoise 0.4)

□ Affinity Photo

カーブ調整
ストレッチ
彩度の自然な調整 など


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NGC4244 と NGC4565、同じ横向きでもここまで違う 26/04/08 19:24
Babyelf
今回、NGC4244を ε130DとASI585MC Proの組み合わせてで撮影しました。
トリミング無しの全体像はこんな感じです。やはり、ε130Dだと拡大率が足りませんね~。






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■ 二つのエッジオン銀河

3月20日に撮影した① NGC4244(シルバーニードル)と3月15日に撮影した② NGC4565(紡錘状銀河)を比較してみました。
どちらも「エッジオン銀河(横から見た銀河)」ですが、その印象は大きく異なります。


NGC4244(シルバーニードル)
細く淡く、静かに光るまさに“銀の針”という存在です。中心のバルジがほとんど目立たず、全体が均一に細い帯として伸びています。
ディスクの中にはわずかな明るさのムラがあって、星の集まりが点在している様子がうっすらと感じられます。全体としてコントラストが低く、「静かで繊細」な印象の銀河です。






NGC4565(紡錘状銀河)----撮影時の情報はこちら
一方でこちらは非常に印象的です。画像でもはっきり分かるように、明るく大きな中央バルジ、銀河を横切る濃い暗黒帯、外側へ広がるディスク構造がくっきりと見え、「これぞ銀河」と言える迫力があります。





■ まとめ

同じ「針」のような形をした銀河でも、

NGC4244 は繊細で控えめな“シルバーニードル”
NGC4565 は力強く構造が際立つ“針の銀河”

という対照的な個性を持っています。

こうした違いを意識して見比べると、銀河の面白さがより深く感じられますね。

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■① NGC4244の撮影条件
 撮影日: 2026年3月20日
 撮影場所: 鳥取県西伯郡伯耆町
 鏡筒:ε130D
 赤道儀:AM7
 カメラ:ASI585MC Pro
 フィルター:LPR-N
 露出条件:計160分(300秒 × 32枚)


■画像処理:主な処理はこれ。
□Seti Astro Suite Pro
 - 画像スタック ※ フラット補正がうまくいってないかも・・・・・要調査
 - チャネル最小値減算
 - リニアフィット
 - GraXpert    フラット補正の代わりに Remove Gradient 0.1で補正
 - StarNet++   星と星雲の分離

□Affinity photo
カーブ、ストレッチ、自然な彩度の調整、ハイパス等



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M83(南の回転花火) 26/04/08 19:26
Babyelf
この時期、黄砂の影響か少し靄っぽい空が続きますね~。流石、春霞。
そんな中でも晴れる日は有るので、いつもの場所に行って撮影開始。

今回は、うみへび座にある M83(南の回転花火)を撮影してみました。南に低いので解像感の高い写真を撮影するのが難しい銀河ですが、十分に見ごたえが有ります。M83は、新しい星が生まれる領域(赤い領域、Hα)が多く存在する元気な銀河ですので、白黒のイメージの強い銀河の中では比較的派手な部類ですね。今回は、焦点距離の短いε130D(430mm)で撮影していますので少し解像感が不足していますが、赤い部分もなんとか見えると思います。回転花火として有名なのは、おおぐま座にあるM101ですので、こちらと比較していただけると雰囲気の違いが分かり易いと思います。







こちらは、トリミングした写真ですが、解像感がまったく足りてない(-_-;) 長焦点で撮影し直すしかないですね~。






■撮影条件
 撮影日: 2026年3月15、18日
 撮影場所:鳥取県西伯郡伯耆町
 鏡筒:ε130D
 赤道儀:AM7
 カメラ:ASI585mc Pro
 フィルター:LPRN
 露出条件:計255分(300s×51枚)

■画像処理:主な処理はこれ。
Seti Astro Suite Pro
 - 画像スタック ※ フラット画像失敗
 - チャネル最小値減算
 - リニアフィット
 - GraXpert   フラット補正の代わりに Remove Gradient 0.1で補正
 - StarNet++   星と星雲の分離

□領域分離後の処理
 ① 星部    ・スターストレッチ
 ② 銀河領域  ・Cosmic Clarity、ウェーブスケールHDR
 ③ 背景宇宙  ・GraXpert(DeNoise 1.0)で滑らかに

□統合
 Afinity Photoのレイヤー処理
 カーブ、ホワイトバランス、彩度等を調整
 ※ 今回は、特にHSLでHα領域の強調してます。


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NGC4565(紡錘状銀河、Needle Galaxy)を撮ってみた 26/04/08 19:25
Babyelf
キラキラした冬の星空は西に傾いて少し寂しい春の夜空になってきましたね~。
そんな夜空ですが、ひっそりと春の銀河祭が始ってますよ。「じゃあ、僕も頑張るぞ~」っということでカラーの冷却CMOSカメラ(ASI 585mc Pro)をポチっちゃいました。このカメラは、画素サイズも1/1.2と小さいですが、ピクセルサイズも2.9μmと小さいのでε130Dを使ってかなりの拡大率に耐えられそうです。拡大イメージは、フルサイズカメラ換算で1300mmと相当な大きさになりますね。これくらいなら中ぐらいの銀河までいけそうです。

<カメラ比較>
 ZWO ASI85mc Pro  11.13 x 6.26 mm (1/1.2型) 829万画素 (3840 x 2160) 2.9μm
 Nikon  D810A   35.9 × 24.0 mm(フルサイズ) 3600万画素(7360×4912) 4.88μm

 今回は、拡大撮影になるのでしっかりした赤道儀の三脚も準備しました。最近は、持ち運びやすいカーボン三脚が主流ですが、三脚には重さも大事(お値段も大事)ということで TELESCOPE CENTER EYEBELLさんの強化型ステンレス三脚を入手しました。しっかりしていて安心感が有ります。

ということで早速、NGC4565(紡錘状銀河、Needle Galaxy)を撮影。この銀河は、地球から3000~5000万光年離れていて大きさは 16分(満月の半分)と春の銀河の中ではかなり大きな銀河なので最初の撮影には丁度良いですね。少し薄雲が掛かっていましたが、風もなく落ち着いて撮影出来ました。三脚の効果か、ガイドも0.4~0.6秒角ぐらいで安定してました。





こちらは、中心部をトリミングしたものです。この銀河は、エッジオン銀河(真横から見える)の代表みたいなものですので銀河を真っ二つに横切る暗黒帯が綺麗ですよね~。ただ、ε130Dだとちょっと拡大率が足らず細かな模様までは解像できませんでしたが、ASI585mc Proの細かな画素の効果で拡大にも十分耐えてますね~。






■撮影条件
 撮影日: 2026年3月15日
 撮影場所:鳥取県西伯郡伯耆町
 鏡筒:ε130D
 赤道儀:AM7
 カメラ:ASI585mc Pro
 フィルター:LPRN
 露出条件:計170分(300s×34枚)

■画像処理:主な処理はこれ。
□Seti Astro Suite Pro
 - 画像スタック ※ フラット補正がうまくいってないかも・・・・・要調査
 - チャネル最小値減算
 - リニアフィット
 - GraXpert    フラット補正の代わりに Remove Gradient 0.1で補正
 - StarNet++   星と星雲の分離

□領域分離後の処理
 ① 星部
   ・スターストレッチ
 ② 銀河領域
   ・Cosmic Clarityで 特に暗黒帯のノイズ除去
   ・ウェーブスケールHDRで暗黒帯のコントラスト感アップ
 ③ 背景宇宙
   ・GraXpert(DeNoise 0.5)で滑らかに
□統合
 Afinity Photoのレイヤー処理
 上から
 ①星部(レイヤーグループ)
   スクリーンで配置
   カーブで調整
 ②星雲画像(レイヤーグループ)
   画像は、標準で乗せる
   輝度マスクで銀河領域をなめらかに選択
   カーブ、ホワイトバランス、彩度等を調整
 ③背景宇宙(レイヤーグループ)
   トーンストレッチ
   ガウスぼかし


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馬頭星雲(IC434)の ハッブルパレット色って難しい 26/03/09 20:39
Babyelf
実は、ここしばらく 馬頭星雲のSHO写真の処理頑張ってました。

 SHO撮影は、今年1月が初めてです。どの散光星雲が良いかわからないまま「午年だし~」という安易な考えて馬頭星雲を撮影しました。当然、処理の仕方も分からずSHOをそのままRGBに割り付けて画像処理を進めてみました。そしたら、Hα領域が強くて当たり前のように 緑の草原を駆ける馬が出てきちゃうんです。当初は、カラーシフトで対応してみたり、諦めて緑のまま分子雲を強調してみたりしました。まあ、それはそれで嫌じゃなかったのですが、やはりハッブルパレット色にしたいじゃないですか。その後何度も処理トライしても満足いくハッブルパレット色に仕上がらず放置してました。海外サイトのハッブルパレットで撮影された馬頭性の写真を参考にしながら、いろいろ頑張ったのですが、これ以上は無理ということで頑張った画像をアップしちゃいます。青い星雲(OⅢ)の部分が少なく、全体的に赤っぽい仕上がりでマゼンダ色も残ってますが、まあこんなもんかな~。






<撮影条件>
 撮影日と場所:
  Jan14 鳥取県西伯郡大山町
  Jan18 鳥取県西伯郡伯耆町

 鏡筒:ε130D
 赤道儀:AXD
 カメラ:ASI2600mm Air
 フィルター:ANTLIA 4.5nm EDGE (SHO)
 露出条件: 計380分(SⅡ 300s×26枚、Hα 300s×16枚、OⅢ 300s×34枚)

<画像処理>

 ※ 今回は、色調整に関係する Pixel Math と Narrowband normalizationのところをいろいろ勉強してみました。

◇Siril
1. Stack ---- SHOそれぞれ実施
2, RGB Composite ---- SHO画像の位置合わせして再度SHOに分離
3. Pixel Math   ---- ハッブルパレット色に近い色で合成
    今回いろいろな組み合わせで試しましたが、最終的には下記条件を採用。
      R: SⅡ
      G: 0.5×SⅡ+0.5×Hα
      B: OⅢ
 4. StarNet++  ---- 星画像分離


◇SAS Pro

 GraXpert(Denoise) ⇒ CosmicClarity
   ①輝部分:強度0.5 ⇒ Non-Stella Onlyで強度 0.2(弱く輪郭を強くする)
   ②背景~星雲:強度1.0 ⇒ 無し(滑らかさ優先)
 Narrowband Normalization
 SⅡを1.4倍、OⅢを1.7倍に強調


◇Affinity Photoで全体調整
 レイヤー構成(上から)
  ★ StarNet++で分離した星画像
  ① 輝度マスクで特に明るい部分を限定してマスク追加
  ② 滑らかさと黒つぶれを注意しなら


前回アップした写真との比較です。馬頭星雲のSHOの色って難しくて何が正しいか分からなくなってきました(-_-;)





1stの元ブログ記事
2ndの元ブログ記事


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