夏の天の川 「カシオペア座」 「夏の大三角」 「いて座、さそり座」 付近 | 15/06/24 22:32 Babyelf |
一つ前のブログ記事の続きです。先週金曜日、富士宮口五合目で撮影した夏の天の川の名所?、3カ所「カシオペア座付近」「夏の大三角形付近」「いて座、さそり座付近」です。三者三様、同じ天の川でも違った表情を見せてくれますね。 ------------------------ 当日は、雲が多く明け方2時頃に諦めて望遠鏡の片付けを行いました。でも有るんですよね~。片づけた後に晴れること。 今回はまさにそれ。赤道儀でのガイド撮影を諦め、三脚による固定撮影を行いました。ガイド無しで星を点にする為、露光感度を高め(ISO3200)、露光時間を短く(15秒)設定して撮影しました。 それぞれ約10枚ぐらいのコマを撮影してコンポジットしました。ISO3200なので少し画像が粗いですね。でも、星はそれなりに点で天の川も思ったよりも綺麗に写っていたので安心しました。この撮影方法なら、旅先でお手軽に撮影できますね(画像処理には、少し工夫が必要ですが・・・・・)。なんといっても、3枚の写真の合計露出時間、たったの9分です。 カメラ : ニコン D90(改造無) レンズ : Sigma 24mm F1.8 → F3.3 ISO : 3200 撮影枚数:それぞれ9枚、15枚、11枚 ◆さそり座&いて座付近:撮影のタイミングでは、地平線から立ち上る煙のようですね。低いところを通過する雲も思った以上に赴きが有ります。 ◆夏の大三角付近:画面左上の星がわし座のアルタイル、右上の星がはくちょう座のデネブ、画面中央下の星が琴座のベガになります。星が多すぎて、星座が分かり難いですが、15秒でも天の川を炙り出すことができたようです。 ◆カシオペア座付近:この辺りは、天の川の中が薄い領域なので暗い夜空じゃないと綺麗に写りません。さすがに富士山五合目、肉眼でも良く見えてました。木の直ぐ上に縦に並んだWの文字がカシオペア座です。場所、分かりますか? クリックするとカシオペア座の線が見えます。このエリアは、もう少し露光時間を稼がないと綺麗な色が出ませんね。 ◇基本的な画像処理手順 基本的な画像処理手順は、下記の感じです。DSS(Deep star stacker)でコンポジットできるか不安も有りましたが、大丈夫でした。いやーDSS楽だな~。 1) 撮影画像のコンポジット:DSS(Deep star stacker、フリーソフト、Versionに注意) 2) ステライメージで、γ調整、色調整、カブリ光補正。 3) 青ハロ除去:このレンズは、星の周りに青ハロが出るのでViewNX 2で除去しました。 ※ カメラにバンドルされてるソフトです。 Nikonのページからダウンロードできるみたい?。 4) Photo Shop 5.5 で細かなフラット補正と色調整を行ってjpg保存。 ⇒ 最初から最後まで、フリーソフト or バンドルソフトだけで綺麗に処理する方法は、後日考えます。 天の川、思ったより簡単に写せそうだなって思ったらクリックしてください。 |