M11(野鴨星団) - 天の川の散開星団  - 天の川のほとりで星空散歩
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M11(野鴨星団) - 天の川の散開星団 15/06/06 06:33
babyelf
 最近、新月期だというのに関東地方では夜曇ることが多いですね~。毎日GPVで雲の動き(予想)を見て、いつ星見に行けるのかな~とか思いながら一喜一憂していました。金曜日の夜、なんとか晴れそうということが分かりましたので、仕事をさっさと切り上げて(放棄して)さっそく出撃することに決定。会社の帰り道、空を見上げると西の空には綺麗な三日月、僕を富士山に誘っているようです(自意識過剰?)。

 さっそく機材を積み込んで、横浜から富士山 富士宮口5合目までの2時間のドライブ。夜9時30分ぐらいには、現地到着、星見仲間と合流することが出来た。しかし、赤道儀のセッティングに少し手間取ってしまい、撮影準備が完了したのは11時位になってしまいました。セッチングが終わり、空を見上げると一面の雲。「あ~~~~~~。僕って雲男? いやまあそんなに影響力のある人間じゃないし。まあ、こんなことも有るよね~」とか考えながら、薄雲が抜けるのを待つこと1時間。少しづつ晴れ間が見えるようになってきました(よしよし)。少しかかった薄雲は抜けそうになかったので、淡い星雲は諦めて、これまで撮影していない春星座、りょうけん座にある渦巻銀河(M94)と 夏の星座 へびつかい座にある球状星団(M14、M10、M12)、たて座にある散開星団(M11)を撮影しすることにしました。

さっそく、M11の画像処理を行ってみましたのでブログにアップします。その他の星団、銀河は、後日Upします。

 M11は、天の川の非常に濃い部分に有る散開星団です。この写真で画面全体に広がる白く見える部分は、もちろん全て星です。その中でひときわ白い中心部にある塊りの部分がM11です。今回は、M11と一緒に綺麗な天の川を撮影したかったのですが、薄雲の影響で暗黒帯や微光星を十分に表現できませんでした。残念です。薄雲の無い日にもう一度トライします。


 撮影鏡筒 : ε130D
 赤道儀 : AZ-EQ6GT、ASI120mmによるPHD Guiding
 カメラ : Canon EOS Kiss X4
 撮影条件:ISO800, 120秒×8枚+180秒×5枚をコンポジット


 この写真は、上の写真の中心部、M11の部分を拡大したものです。M11は、かなり大きくて明るい散開星団で 双眼鏡や小さな望遠鏡で見ると球状星団のようにも見えますね。見た目の大きさは、北天の球状星団の代名詞、M13M22と同じぐらいは有りますので見応えが有ります。望遠鏡の小さなファインダーでも見えていましたので目のいい人なら肉眼でも見えそうです。う~ん。ただどうやってもニックネームの野鴨には見えないのです。どうやったら野鴨星団(Wild Dack)に見えるんでしょう。ご存じの方がいたら教えて(書き込んで)ください。


 星図を入れておきますね。星団を探す時の参考にしてください。クリックすると詳細なもう少し全体を示した星図のページに移動します。


 朝3時頃には、天の川が登ってくるのでそれに合わせて天の川と富士市の夜景と望遠鏡を撮影しようと思ったのですが、もたもたしているうちに薄明が始まってしまいました。結果、「夜景と望遠鏡と薄明」になってしまいました。心の目で見ると天の川が見えるのが分かりますか???? まあ、これはこれでいいかな~。



PS.今回の星見で赤道儀(AZ-EQ6GT)のモーターのベルト調整を行た結果、ガイドがうまくいくようになりました。この辺りは、もう少し調べてから、まとめてアップしようかな~って思います。




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コメント

★ debussyfaure   2015-11-16 12:08:31   【 返信 】
こんばんは、はじめまして
AZ-EQ6GTの導入を検討してまして、PHDを使用したガイド精度を調べています。当機は当たり外れがあるようですが、使いこなしはいかがですか?お時間のあるときに情報をアップしていただけるとありがたいです。貴HPを読んで導入の気分が盛り亜がております。


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