夜露防止用ヒーター(カメラレンズ、望遠鏡用)の自作 - 天の川のほとりで星空散歩
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夜露防止用ヒーター(カメラレンズ、望遠鏡用)の自作 18/05/01 08:35
babyelf
 今回は、自作ヒーターの作り方を紹介します。

 湿度の高い夜、一生懸命望遠鏡のセッティングを行って自動ガイド開始。後は、パソコン君に任せてお茶でもしながら待ってると、望遠鏡やガイド鏡、カメラレンズがいつの間にか曇ってしまい、なんともフォギーな写真がってことが有りますよね。こんな、残念な結果を防ぐ為に、結露防止ヒーターは欠かせませんね。 と言っても、温めるだけの為に高いお金はかけたくないっていう方もおられますよね。ということで私は基本的に自作してます。と言ってもニクロム線を被覆するだけですので実際に作ってみると以外に簡単ですが・・・・。ただ、電流や接続方法を失敗すると、ショートしたり、望遠鏡やカメラレンズに傷を付けてしまうことも有るので、ちょっと手を出しにくいですよね。ということで私の作り方をメモしておきます。うまくいったらメッセージとブログ村の「天体写真」ボタンをクリックしていただけると嬉しいです。ただ、参考にした結果、不具合が起こっても責任は負えません。自己責任でお願いいたします。電源側にヒューズも入れておいてくださいね。

 完成形はこんな感じです。電圧を加えた時、手で触ってほのかに温かい程度で問題有りません。

 準備する物は、「ニクロム線(0.12~0.2mm)」「シリコンスリープ」「熱収縮チューブ」「圧着スリープ」「カシメ治具」です。少し大きめの100均とホームセンターで揃えられます。

 適当な長さに切断したニクロム線をシリコンスリープに通します。

 ニクロム線の一方の端を圧着スリーブで配線に固定。熱収縮チューブをシリコンスリープより6cmぐらい長めに切ってシリコンスリープを通します。熱収縮チューブの反対端から出てきたニクロム線をもう一方の配線に固定してから、熱収縮チューブを少し戻して圧着部を隠します。

 熱収縮チューブを電気ストーブや電気コンロ等で熱して収縮させると出来上がります。

◆カメラレンズ用 2~2.4W
  5V入力(USB):10~12Ω
  12V入力:60~70Ω

◆望遠鏡用 4~4.8W
  5V入力(USB)は、1A近い電流が流れ引き回しケーブルで発熱してもったいないかも・・・・。
  12V入力:30~35Ω
  

このヒーターは、細くて柔軟性が有るので広角レンズにちょうど良いと思います。カメラレンズに着ける場合は、0.12mmぐらいの細めのニクロム線を準備した方が取り回しが良いと思います。 シリコンスリープは、二重被覆の意味ですので望遠鏡に固定する場合等は、不要かもしれません。また圧着部もねじってその上から半田で固定するだけでも大丈夫かもしれません。




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